Windows 10 22H2 にMegaRAID Storage Managerを入れる
環境
- Windows 10 22H2
ソフトウェアの入手
ここでは入手だけでインストールはしないことに注意。
以下、MSMはMegaRAID Storage Managerを示す
MegaRAID Storage Manager
LSIはBroadcomに買収されて、BroadcomはAVAGOに買収された。
その後何度もURLが変更されて一定しないので、検索するのが一番早い。
https://www.broadcom.com/ の右上の検索ボックスにmegaraid storage manager と入力してENTER
[検索結果へのリンク](https://www.broadcom.com/site-search?q=megaraid storage manager)
この記事を執筆した当時は 17.05.06.00_MSM_Windows.zip が最新だった。
ダウンロード後、ファイルを解凍しておく。
AdoptOpenJDK 8
https://adoptium.net/temurin/releases/?version=8 に行って以下を選択
- Windows
x32JRE msi をダウンロード
JDKではだめで、JREが必要
64bit版でもいいような気がするが、MSMが32bitアプリなので念のため32bit版を選択。
JDKはJREを含んでいるではないかと言いたい気持ちはわかるが、UIを起動するためのバッチファイルが %JRE_HOME% を参照してしまっているので、JREでないとダメ。
JDKを入れて環境変数 JRE_HOMEを設定すれば動くだろうけども。
インストール
AdoptOpenJDK
インストーラに従ってインストールするだけ。
インストール先にスペース等を含まないパスを指定する。
例えば c:\jre-8.0.345.1-hotspot (デフォルトからProgram Files~を削除したパス)
インストール終了後(終了前でもいいが)環境変数設定で
JRE_HOME -> c:\jre-8.0.345.1-hotspot という環境変数を作る(ディレクトリを参照ボタンを使うと便利)
インストール後には、環境変数PATHを反映させるためにWindowsを再起動する。
環境変数設定は、スタートボタンを右クリック→システム→左ペインの詳細情報をクリック→右ペインのシステムの詳細設定をクリック→詳細設定タブ→環境変数… ボタン
MegaRAID Storage Manager
途中で罠があるのでよく読んで
途中で、failed 的なポップアップが表示されていたら失敗している。(成功と表示されるが失敗している)。この場合はもう一度setup.exeを起動してremoveしてやり直し。
- 解凍したファイル(DISK1フォルダ内)のsetup.exe を実行する
- Setup Type と聞かれるまで Next > で進める
- 途中で Setup Type と聞かれるところで、
Custom Installationを選択する - Select a setup type という質問が出るので
StandAloneを選択 - LDAPは使用しないので
Noを選択 - keysize は
2048(デフォルト) - ログ表示範囲は何でもよいがとりあえず
Since last shutdownを選択
起動
デスクトップにあるMegaRAID Storage Managerを起動
起動時にWindowsファイアウォールの画面が出るので、許可するボタンを押す。
トラブルシューティング
MSMのインストール中に反応がなくなった
おそらく、ポップアップが表示されています。
タスクバーをチェックしてみてください。
MSMのインストール中に Failed 的なポップアップが出た
JREが入っていません。
MSMを起動しようとしたら \bin\javaw が見つかりませんと出た
JREが入っていません。JDKが入っていてもだめです。
もしくは、JREをインストールした後に再起動をしていない(ので環境変数がセットされていない)
MSMは起動したが、ホストがでてこない
サービスが起動していません。 JRE入れ直し等していたら再起動してみてください
実はそのカードはMSMに対応していないかもしれません。LSI Storage Authority (LSA) も試してみてください。